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防災インタビューの第3弾は、
災害時にペットのボランティアへ行った方へのインタビューです。

避難が必要になるのは人間だけではありません。
いざという時のために、
どんなことを準備してどう行動すべきか。
あまり知られていないペットとの避難について
動物保護団体の方にお話を伺ってきました。

03 広島市豪雨災害 ボランティア体験談 M氏 2016年

活動されている動物保護団体について教えてください。
広島市で活動する動物愛護団体です。保護された犬猫の里親探しや迷子犬を探す手伝いをメインとしています。現在はたくさんの方のサポートを受けながら活動をしており、私自身も2匹の保護犬を飼っています。動物が好きで、楽しく活動しています。
ペットの災害ボランティアに行かれた時の話を聞かせてください。
平成26年8月に広島市で大規模な土砂災害が起こりました。私たちも保護団体として何かできる事はないかと広島市安佐南区、安佐北区に現地入りし、飼い主の方々に必要なものを提供出来ればと考えていました。大規模な災害ではあったものの地域が限定的であったため、物資不足というわけではなく、サークル・うんち袋・ペットシーツ・猫砂・フードなどを持参しましたが特に必要とされてはいないようでした。結果的には被災した住宅の猫の引き取りや、いなくなったペットの搜索のお手伝いをしました。どこかの家に閉じ込められたままの犬猫はいないのか、山深くに逃げてしまった犬猫はいないのか心配がつきませんでした。
ペットと避難するということについて
「一緒に避難する」ことを想定して準備をしておく必要があります。ペットは普段とは違う状況にストレスを感じると予期しない行動をとることがあります。特に犬の場合は人やケージに慣れさせ、吠えないしつけをしておくことが大切です。また興奮して逃げ出す可能性があるため、リードを複数本用意しておくことをお勧めします。普段から清潔にしておくことで、衛生面やニオイの対策にもなります。猫は神経質なので、外が見えないようにするためのケージを包む毛布は必須です。ひとことでペットと言っても犬猫だけではなく、ハムスター、鳥、亀、熱帯魚など多種多様です。それぞれに合った災害時の対応を日頃から考えておきましょう。
ペットの防災用品について
防災用品といっても特別なものではなく、必要なものは普段とほとんど同じです。すぐに持ち出せる場所(車など)に必要な物の準備をしておくことが大事です。人間も一緒に避難するわけですから、どう言った形で持ち出すかも想定しておきましょう。 支援品に関しても注意が必要です。緊急時ではありますが、使わなくなった(要らなくなった)ケージやフードなどが役に立つとは限りません。せっかくの気持ちが無駄になってしまわないためにも、モノの支援より信頼のおける団体に寄付をしていただく方が良いと思います。避難先でのペットの環境づくりや預かり先を見つけるための活動に使われることでしょう。
家族にペットがいる人の防災についてアドバイスをお願いします
災害時には保護団体へ問い合わせが殺到します。普段から何かあったときに預かってくれるところをキープしておくことはとても大切です。
Cyanより補足
広島市では、同行避難が原則とされていますが避難先は室内ではなく屋根のある屋外が基本です。また避難先でのペットにおける責任は全て飼い主にあります。各自治体や避難所によって、受け入れ可能なペットの種類や状況は異なります。いざという時のために普段から情報収集は必要ですね。
バックナンバー【 02 西日本豪雨災害 体験談 】はこちらから
バックナンバー【 01 土砂災害 体験談 】はこちらから
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